1. 研修で楽しかったこと、興味深かったこと
「薬剤師=調剤」というイメージが大きいが、お世話になりましたA先生は病棟の業務時間を確保するため、朝7時半から席につき、入院される患者さん、退院される患者さんはじめ、患者さん一人ひとりの状態や処方内容、検査が出ていたら、その結果にもしっかり目を通し、「患者さんととても近い薬剤師」であると感じました。
普段処方箋でしか患者さんを知ることができません。しかし、実際に病棟に上がり、患者さんの顔や姿と処方箋を重ねることで、処方されている薬がなぜ必要か、本当に処方されている薬が必要か否かまで担当医と相談しています。「患者さんのニーズに合わせた医療」に標準を合わせた薬剤師の存在価値という点に、とても興味をもちました。
2.同僚薬剤師に是非伝えたいこと
和気あいあいとした雰囲気で業務をこなしていることは当院とかわりません。患者さん、ご家族、地域の皆さん、多職種のスタッフ、と上手に関わり、真心をもった笑顔で寄り添える事が「病院」で仕事をする醍醐味だと思っています。いろんな視野を持ち、いろんな目線から患者さんにベストな医療が提供できる。そんな一員の薬剤師でありたいなと思います。
3.病棟薬剤業務に対する考え方の変化又は感想などあれば記載ください。
まずは薬剤管理指導料を確実にとっていくことを目標に病棟業務を開始したいと思います。
薬剤師として調剤だけにとどまらず、医療チームの一員として仲間に入れていただけるよう努力していかなければなりません。薬の知識をアップデートすることはもちろんのこと、きめ細やかなケアができるような知識、人間性を養っていかなければならないと思いました。
4.患者さん・へき地で働く職員へのメッセージ
へき地医療に従事する事は「地域コミュニティー」全体を家族のようにとらえることで、暖かいケアができる。子どもから終末期まで、生涯ずっとかかわっていける病院はへき地だからこそなしえることであると思います。
「へき地」というと「不便」なイメージがありますが、その不便を利点に変えられるような温かさがある病院だなと感じました。
一日、大変お世話になりました。よい経験となりました。