2005年4月に豊田市に合併されると、旧東加茂郡だけに特別なシステムを認めることはできないとのことで、廃止となりました。
しかし、この間に培われた関係者間の連携は、今も強く継続しています。
連携のためのシステムが中止になりそうであったので、この時考え方を変えました。
旧東加茂郡の医療・保健・介護の中心的な役割を果たしている、もしくはこれから中心になろうとしている病院が、そのデータを電子化して関連する人たちに開示していけば、連携になるのではないか!と考えました。
そして電子カルテ導入が始まりました。
2004年12月に開始されました。
愛知厚生連では安城更生病院についで2番目という早さでした。
電子カルテ導入の目的は、医療の安全(正確性)と効率性の向上が目的ですが、私は、患者情報を関係する人たちが共有するためと考えていました。
当然、電子カルテにするということは、病院の役割・機能・目的を明確にして、システムを再編成することです。
患者さんの診察、会計、内服受け取りという流れ、書類作成など、それまでのやり方を全く新しい形に作り変えることでした。
医局、看護部、医事課、薬局、給食、外来、病棟、すべての職員が参加して新しいシステムの構築と理解に取り組んだのです。
つづく...