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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/05/05 

Vol.109  「スナックエンドウ(スナップエンドウ)」

執筆 名誉院長 早川富博

春から初夏に移ろうとしています。

目に青葉、山ホトトギス、初鰹。
青葉といえば新緑できれいな緑色です。
キレイな緑色といえばスナックエンドウです。
緑色のさやがパンパンに張ったスナックエンドウのスジをとり、さっと茹で上げると、緑色が一層鮮やかになります。
茹であがったばかりのスナックエンドウにマヨネーズをちょっと付けてがぶっと噛めば、みずみずしい甘さが口の中に広がります。
これに冷えたビールがあれば最高の贅沢ですね。
今年も実家の兄夫婦から頂戴しました。
畑が良いのか、肥料が十分なのか今年は豊作だったようです。
兄夫婦は50年近くクレマチスの栽培をしていますので、牛糞、鶏糞、腐葉土など存分にあるので栄養満点の豆類ができるのでしょうか。
お盆のころには美味しい黒豆をいただきます。
豆類も取り立てをいただくのが大事ですね。
採ったらすぐ食べるのが肝心。

病院の小さな庭で豆が育っています。
なんと紫色の花に、さやの黒い(紫)実がつきました!
黒い豆?
しかし時間が経つと黒い色が抜けて緑色になってきました!?
不思議ですなー。
この豆は昨年ある患者様から頂戴したツタンカーメン豆です。
初めてのことなのでわからないことが多いのですが、紫色はポリフェノールとのこと。
豆は緑色ですがゆで汁は紫から赤になります。
豆ごはんにすれば赤いご飯ができるようです。
さやエンドウのスナップエンドウとは違いグリンピースなどと同じ実エンドウですので、まだとって食べてはいけません。
黒紫のさやを食べる勇気はありませんね。
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