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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/09/08 

Vol.127  「最近の贈与の広場」

執筆 名誉院長 早川富博

「贈与の広場」は病院の改築時に開設しました。
開設と言っても、ただ長机を置いただけのもです。
その上に、平たい竹ざると新聞紙で作った袋、それと交換日記用のノート、「贈与の広場」と書いた表示を置きました。

皆さんも一度は目にしたことがありますか?
病院中庭を取り巻く回廊のうち、障がい者用駐車場の裏側にあたるところにあります。
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病院にみえる患者さんは皆さん農業の達人です。
畑で作られた野菜で余ったものを持ってきていただき、「贈与の広場」に置いていただくと、それを欲しい人がノートに一言記載して持っていかれる。
たくさん作りすぎて持参される方、持ってくるのが大変な人のところへは受け取りに行くこともあります。
小生が管理している病院の畑で採れたものを提供していると勘違いされている方もみえるようですが、それは夏野菜のほんの一部です。
今年はいただいた苗が良かったのでしょうか、オクラとピーマン、黄色いトマトを提供することが出来ました。
帰るときに「贈与の広場」を見て、すべての野菜が無くなっていると嬉しいですね。
「おたがいさま」という気持ちを大事にしたと思って継続しています。

職員が時々テーブルを拭いたり、新聞紙で作った野菜入れ物を提供したりしています。
皆様には余った野菜を提供してくださると大変嬉しいです。
「贈与の広場」の野菜は写真のように、冬は大根、白菜、夏はトマト、キュウリ、ナスなどです。
八月初めには大量のフルーツミニトマトが提供されました。
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