MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/10/13 

Vol.132  「難聴、補聴器」

執筆 名誉院長 早川富博

ちょうど1年前のブログに、小生の難聴?について書きました。
1年たって、聞こえの悪化が進んできました。

毎年の職員検診での聴力検査も要治療の結果となりました。
耳鼻咽喉科にかかり、精密な聴力検査を受けました。
ヘッドフォンから聞こえてくる音の判断だけでなく、読み上げられる数字や文字の聞き取りです。
それぞれ10個の数字、文字が読み上げられ、それを記載するのです。
徐々に音が小さくなり聞き取りにくくなります。
数字と文字でも子音の聞き取りが出来なくなることが解りました。
「ち」と「つ」、「7:ひち」と「1:いち」との区別が出来なくなります。
高音域の聴力低下が原因です。

病院に来てみえる補聴器やさんに、結果をもって補聴器の相談に行きました。
提示された補聴器は、つけているかどうか目立たないように軽くて小さいものでしたが、明瞭に聞こえます。
しかし、高音域がよく聞こえるので、水の音や靴音が響きます。
うるさいと思う前に、これだけ聞こえてなかったのかと、びっくりしました。

補聴器は種々ありますが、佐藤先生に紹介されたメーカーさんに決めて、その中でもランクがありますので決断するまで迷いました。
最高級をまず試し、その後中クラスを試して、感覚的にあまり変わらなかったので、値段も手ごろ(それでも高い)の中クラスに決めました。
Oticon 製です。
スマートフォンにダウンロードしたアプリで、音量、音域の調節がある程度できます。
また補聴器を置き忘れた時に、探すこともできるようです(まだ置き忘れはありませんが)。
充電式ですので寝る前に充電器にセットしておくだけで、24時間以上使用可能です。

使用して1か月たち、看護師さんの上申も聞き漏らしが少なくなりました(まだ完ぺきではありませんので、看護師さんは優しく大きな声で話してくださいね)。
便利ですが、扱いに神経を使います。
落としたりしたら大変です。
また、診察時に聴診器を使うときに困ります。
左側は聴診器、右側は補聴器という具合で試してます。

コラム一覧へ戻る