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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/03/02 

Vol.151  「釣りの後,ブリの献立」

執筆 名誉院長 早川富博

釣りの醍醐味は、アタリ(魚信)を待っている時の期待感です。
船頭さんの指令のもとに、仕掛けをおろして、底どりしてから少し上げてアタリを待つ。
しばらく待ってアタリがなければ、再び底どりをする。
その繰り返しをしながらあたりを待つわけです。

釣れる魚種によってアタリは異なります。
コツコツガーとあたるのはブリなどの青物です。
ヒラメは、コツコツというアタリを繰り返して、そのうちにグーと竿がしなるほど引き込みます。
それに合わせて釣り上げるとバラシ(掛かりが悪くて途中で魚が逃げること)がありません。
このようにいろいろ考えながら釣りをすることが楽しいのです。
当然、釣れた方が良いのですが、釣れなくても天気が良ければ、洋上で持参したおにぎり、パン、バナナを食べるのも楽しいものです。

冬から春にかけて、良くわらさ(ブリの子供、と言っても65㎝はあります)が釣れます。
青物ですから家に持ち帰ってっも家族からあまり喜ばれません。
刺身は2~3切れで十分といわれる。
マリネなら食べられる(98歳の父親も好物)ので、涙を流しながら玉ねぎをスライスして作ります。

先日、ブリ大根を試してみたら、若干好評でしたが、父親曰く「味が薄い!」。
それならと醤油を多くしたところ、「味は濃くなったが、コクがない!」

何とかブリの次なる献立を考えねば!
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