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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/08/03 

Vol.172  「スイカ」

執筆 名誉院長 早川富博

夏の果物は「スイカ」ですね。
小生の地元は安城ですので、子供のころはどの家でもスイカが作られていました。
畑で採られたスイカが日陰にある洗い場のバケツに冷やしてありました。
遊びから帰ると、冷えたスイカをよく食べたものです。
友達と近くの川に釣りに行った帰りに、その辺の畑のスイカを黙ってとって食べたこともありました。
「スイカ」の色は緑で、中身は赤いのが定番ですね。
外の色も緑に濃い緑の模様が入ったのほとんどでした。
たまに網目模様のものもありました。
黄色い中身もありました。

昨年と同様に今年も「スイカ」の苗を買ってきて,病院の畑に植えました。
2本のうち1本は風で根元から折れて枯れましたが、残ったものが元気に成長して1つの実が付きました。
成長を見守っていると徐々に大きくなってきました。
鳥害にあわないようにゲージを被せていました。

しかしスイカが大きくなるにしたがって、黄色い色に変化してきました。
いずれにしても大変珍しい色です。
中が黄色はありますが、外が黄色!
では中身は?
苗で購入した時を思い起こすと確か赤い中玉?だった気がします(小生黄色のスイカは好きでないので)。
職員や患者さんから、どうしてだろうね?と尋ねられますが、小生も全く分かりません。

早く切って中身をみたい欲望を抑えきれずに、まだ熟してない(昨年も同じでしたが)と思いつつ、先日ついに収穫しました。
半日冷蔵庫で冷やして切ってみると、なんと中身は赤でした!それもまだ完熟には遠い遠い。
でも職員みんなで味わいました。
来年こそ完熟スイカを目指して!(大玉にしようかな)
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