MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/08/31 

Vol.176  「小説 読書歴⑤」

執筆 名誉院長 早川富博

これまで歴史小説の履歴を書いてきましたが、それ以外にも恋愛もの、今流行りの警察、時々直木賞作家ものなどを読みます。
月に1回ほど書店へ出かけ、ぶらぶら書見しながら気に入った本を2-3冊購入します。
月に1-2冊しか読めないので、少しずつ貯まります。
老後に読もうと思ってますが、気が付けばもう老後です!本棚の未読の棚には、全集や後回しになった本が並んでいます。
途中で中止した本も次の棚に並んでいます。いつ読んでもらえるのか?
昔むかし、医学部生になった時のことです。
英国の大衆小説家であるクローニンの作品を同級生に進められて読み始め、全集を買ってしまったことがありました。
しかし昨年、思い出の二十数巻あった全集は我が家での居場所がなくなり、2冊だけ残して捨てられました。
思い入れのある本は、子供たちまたは孫に残したいのですが、連れ合い曰く「誰も読まないから」。
読書好きは遺伝しないようです。ネットで漫画、映画、ゲームが自由にできる時代、本離れは仕方ないのでしょう。
それでも我が家の2階の廊下には、作りつけた本棚が4m、2段あり色が変色しかけた本が並んでいます。
孫が読むかもしれないと娘に言い訳をして、捨てないように言い聞かせています。
しかし、孫はすでに成人し、一番小さな孫も歴史小説には見向きもしません。年寄りの望みは時代錯誤か!
コラム一覧へ戻る