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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/09/14 

Vol.178  「泳がせ釣り」

執筆 名誉院長 早川富博

またまた釣りの話です。
大物(ヒラメ,鯛,わらさ,さわら)釣りの定番は泳がせ釣りです。
生きたイワシや鯵を餌にして大物を釣る方法です。
イワシの口か鼻に親針を刺して、それから8~10cm の長さのある孫針(3本~4本針)をイワシの背中か腹もしくは肛門にさし、餌として用意します。
この状態で餌になるイワシは泳ぎ回ります。
錘から捨て糸50~100cm のところから、50~100cmのハリスが伸び、その先に生きたイワシがついている状態です。
これを海底へと落として棚とりをして待ちます。しばらくしてイワシを食べようとするヒラメが近づいてくると、イワシが暴れます。
魚信(あたり)を竿に感じます。しばらく待つとぐいぐいと竿が海面に突っ込みます。
それでも5~6秒待ってしっかりとヒラメが飲み込んだことを確認して、合わせるのです。
このタイミングが難しいのですが、それがヒラメ釣りの醍醐味です。焦って早く上げ過ぎて取り逃がすことも多々あります。
一方、わらさ(ブリの子供)の場合は餌であるイワシをツンツンと1-2回加えて後は一気に持っていきますので合わせる必要はありません。
上げて来るまでがファイティングです。
小生はどちらが釣れてもいいのですが、釣り人の中には青物はいらないとうそぶく御仁も見えますね。そういうときは喜んで頂戴してまいります。
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