主食の自給率を上げるにはコメを食べましょう、と前回書きました。
米粉もとても重要ですが、やはりコメはごはんとして食することが基本です。
玄米を購入して精米の方法をちょっと工夫すれば(五分づきなど)、胚が残りビタミンB群豊富なご飯が食べられます。
脱でんぷん質が体に良いような報道も散見されますが、体を動かすエネルギーの元はでんぷん質が基本であり、効率も良いはずです。
脂肪分の多い洋風食事から日本型食事に変更することが肥満対策になります。
戦後日本人の栄養不足に対して、米国流の食事・栄養指導が日本人の栄養バランスを改善したことは間違いありませんが、その延長線上に肥満から生活習慣病の発症が増加しています。
過度の食事摂取と脂肪分の増加が健康を脅かすことは20年前から指摘されています。
それゆえ現在は、これまでの裏返しで、日本食の良さを推奨するようになっています。ご存知のように、アメリカでは寿司やコメは健康食と考えられています。
欧米型の食事から日本食中心の食事によって高脂血症、糖尿病、高血圧、高尿酸血症などの生活習慣病予防になります。
納豆、薄めの味噌汁、しゃけか鯵の干物、卵かけの朝食、昼は軽くそば、夕食は野菜たっぷりの鳥鍋と軽く発芽玄米であればいうことなしです。
もっとも、減塩には気を付けながらの日本食です。