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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/12/07 

Vol.190 「コロナに感染しました」

執筆 名誉院長 早川富博

情けない話
第8波の始まりが来ていると感じながらも、これまでと同じような生活をしておりました。
11月下旬の金曜日(休みの日です)。楽しみな釣り(泳がせ釣りでヒラメ狙い)にいそいそと出かけ、まずまずの釣果、満足度80%でした。
帰宅していつも元気に魚を捌くのですが、なんとなくやる気がないので師崎のいつもの料理屋によって捌いてもらってから帰宅しました。
その後も夕食用に刺身にしたりマリネにするのですが、切り身を真空パックに収めて冷凍するだけで、煮魚、刺身などは連れ合いに任せました。
釣りの途中から咽頭痛と咳(咽る?)があったので、熱はありませんでしたが、念のため夕食後家にあったコロナ抗原の研究用キットで検査しました。
陰性でした。
しかし娘曰く「ちゃんと仕様書通りにした?」
口の中で先端を含むキットでしたので、舌の下に入れていたら、舌の上に置くように書いてありました。
再度舌の上に1分間置いて、10分間待っていると、C(コントロール)のところの赤い線の手前にうっすらと陽性を示す線がみえました!
キットが研究用だから再度試しましたが結果は同じ陽性。
即、娘から隔離命令と消毒の徹底を指示されました。
翌朝、後輩が院長である近所の診療所に電話で発熱外来受診を頼むと、11時からですと。
ジャスト11時に電話を入れるとすぐに対面診察、問診と聴診診察、SpO2:99%。発熱はないのですが、やはり抗原検査は陽性。
年齢と脾臓がないことから、経口薬の「ラゲブリオ」を服用するか聞かれました。
後学のためと服用を決定。「ラゲブリオ」の服用方法、副作用などの説明資料、保健所への連絡などしていただき帰宅。
帰宅と同時近所の薬局から電話があり、薬を配達していただいた。
中身は「ラゲブリオ」、カロナール、桔梗湯、トローチ。
「ラゲブリオ」は毒々しい暗赤色の大きなカプセル。
1回4カプセルを1日2回、合計8カプセル、5日間の服用です。
2カプセルに分けて飲まないと喉につかえます。
当日は昼と夜に服用しました。
帰宅後、咽頭痛、咳に加え39℃の発熱!(普段のインフルエンザ時、小生37.5℃を超えると死んでますので)しかし食欲はあり。
1週間の隔離生活が始まりました。
部屋から出歩かないようにと!配膳を受け、ラインで連れ合いと連絡、食べたいもののリクエスト。発熱は1日で収まりました。
ラゲブリオの効果でしょうか。2日間トイレ回数が増えました。
受診日が発症2日目ですので、5日目までなんとなく倦怠感がありました。
食欲は全経過中良好でしたが、軽い歯肉炎のような感じを受け、若干甘味の感覚が変化したように感じました。
今回の経験から解ったこと。
「ラゲブリオ」は効くようだ。
しかしコロナにはかからないに越したことはない。
感染するとバイキン扱いされる。
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