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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/03/08 

Vol.203 「甘いもの-おはぎ・羊羹」

執筆 名誉院長 早川富博

年をとるにしたがって、甘いものが欲しくなるようになりました。
若い時はケーキなどが良かったのですが、最近は小豆の甘いものが好きになりました。
おはぎ、饅頭、羊羹などです。
乳成分がない方が良いのかもしれませんね。

おはぎは、みよし市にある「三好餅」のものを食べます。
餡が表面にある普通のおはぎと餡は中で表面はきな粉の2種類があります。
どちらも美味しいので2個食べることになります。
原材料が高騰している時ですが、今年も価格据え置きで提供されてます。嬉しいことです。
饅頭も餡子が大事ですね。やはり白餡より小豆餡が良いですね。

羊羹と言えば「虎屋」でしょうか。
竹の皮が包装紙である小倉羊羹「夜の梅」が代表格でしょう。
これ1本を頂戴すると一人では食べきれません。
冷蔵庫に保存となりますが、やはり大人数が集まってお茶するときに全部消費する方が良いですね。
最近では小さな箱に入った「小型羊羹」が流行りのようです。
小分けする手間が省けて良いですね。
小さくても虎屋!1本300円以上します。

昔むかし、小生は小さい頃、良く憤るので昼寝の時に羊羹を与えられて寝かしつけられたようです。
当然ですが虎屋の羊羹でなく、地元の羊羹でした。
小学低学年の時の写真をみると、前歯がほとんどありません。
虫歯のせいです。

還暦を迎えた時、昔食べていた羊羹を思い出し、実家に帰った時に買いに行きました。
名前は「米津羊羹」と「地蔵羊羹」でした。両方のお店で羊羹を購入。
「米津羊羹」は矢作川の橋のたもとにあり、その時に聞いたところ、「地蔵羊羹」は「米津羊羹」から暖簾分けしたお店とのこと。「地蔵羊羹」のお店の横には地蔵のお堂があります。
小生が小学生の時は別の場所にあったと記憶しておりますが、道路工事のためか200mほど移動していました。
竹皮に包まれて薄群青色の柄に赤い字で米津羊羹、片や渋い茶色の巻紙の地蔵羊羹、とてもよく似た包装、1本540円。
懐かしさのあまり数本購入し、皆様にお土産としました。
自分でも食べてみますと、虎屋とは全く違う羊羹でした。
虎屋に比べれば値段も5分の1、ちょっと水っぽい感じがしますが、素朴な味がします。

皆さんの反応は「美味しかった!」(多分にお世辞でしょうね)でした。

いずれにせよ、小生の虫歯の原因となったが、一方で「脳」の発達に貢献した「羊羹」の話でした。
追:甘いものを食べたら歯磨きしましょ!
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