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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/04/05 

Vol.207 「マスクと個人認証?」

執筆 名誉院長 早川富博

4月は新人さんが職場に来ます.。毎年10人以上です。
10年前は新人さんの名前を記憶することが出来ました。
この数年は覚えられません。こちらが老化したのですね。記銘力低下です。

そういえば最近、会話の途中で
「あの人・・・なんという人だったか?」
「あの、その」
が増えてきました。お年寄りの気持ちがわかる年齢になったのですね。

「新しい看護婦さんの顔が覚えられない!」と嘆いたら、
「マスクをしているので私も覚えられませんわ!」優しい言葉をかけていただきましたが、その方も若くないので・・励ましにはなりません。

確かにマスクで顔の半分以上が覆われてしまうので、目の表情だけでは判別不能です。
目の化粧が進化しているのでどの人も同じ美人になっています。

電話で連絡をくれることが多いので、声で判断できることも可能ですが、でも顔が浮かびません。
同性が多いことも記憶を混乱させます。
「○○病棟の看護師加藤です」と連絡を受けたので、その病棟に行って、
「先ほど電話をくれた加藤さんはいますか?」と尋ねると、3人の加藤さんがみえるのです。
区別つきません!

若い加藤さん、ベテランの加藤さん、可愛い加藤さんと勝手につけて覚えるようにしています。(これは内緒!当の看護師さんに知られたらヒンシュクを買いますね)
これからはこまめに名札をみて相手を確認して話をすることにします。

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