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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/05/17 

Vol.213 「百歳まで」-元気な父親-③

執筆 名誉院長 早川富博

私の父が3月20日で、満百歳となりました。
先回は父の自叙伝?(思い出し日記)について途中まで書きました。その続きです。

誕生から始まり、尋常小学校卒業して間もなく名古屋への丁稚奉公、
先の戦争で中国に渡った経験、死なないために通信兵になるべく勉強して試験を受けたこと、
終戦後帰郷して結婚、転職したことなど、
8000字近くの第一部が完成すると、印刷したいとの申し出がありました。

文章の体裁を整えて、印刷のためにSDカードにファイルのコピーを作りました。
このSDカードを近くのコンビニに持参してプリントしてきました。
当然、コンビニのお兄さんが手伝ってくれました。しかし、なぜ印刷するのか?
やはりパソコンの画面だけでは信用できないようです。以前すべて消してしまった経験があるからでしょう。

パソコン上に2つのファイルを開いて、片方からもう一方にコピーすることは至難の業です。
兄曰く「いろんなことを教えるな!」。それ以来、聞かれたことだけに対応することにしました。
教えすぎる自分を反省しました。
(孫の勉強をみている時も同じ経験してます。次々に教えると際限が無くなり子供は勉強が嫌いになりました)。

その父の自叙伝?(思い出し日記)も第3部にもなり、全部で2万字を超えたようです。
その話題が誕生日祝いの席で披露したところ、孫たちは是非読みたいと言っていました。
父曰く「うーん、読まれると思うと書くときに体裁を考えてしまうな!」と。まだまだ色気があるようです。

この遺伝子は小生に繋がっているのでしょうか?

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