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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/11/22 

Vol.240 「秋田新幹線 こまち」

執筆 名誉院長 早川富博

日本農村医学会総会に出席するために、10月中旬に秋田市へ出張しました。
今回が3回目の秋田市への出張となりました。一回目は飛行機で行きました。
2回目は旅情を楽しもうと新幹線を利用しました。

名古屋から東京まで「のぞみ」で1時間40分、東京から秋田まで3時間50分。
東京から盛岡までは本当の新幹線。
盛岡から秋田までは普通の単線鉄道でした。
東京から盛岡までは2時間10分ほど。
盛岡から秋田までは1時間40分ほどかかります。

途中山越えですから初秋の紅葉風景が楽しめましたが、途中で対抗列車とすれ違うために駅で待機することがありました。
また大曲では列車の進行向きが変わるのです。
びっくりしました。いずれにせよ長時間の列車移動、旅情より疲れが勝りました。

今回もめげずに列車を選びました。
(飛行機だと時間が早く忙しないので)午後3時過ぎに名古屋出発、乗り換え時間が8分しかなかったので駅弁を買うことが出来ずに、「こまち」へ滑り込んだ。
夕食は車内販売でと期待していたのですが、なんと売り子さんから「駅弁は販売してません。ビールとつまみ類はあります。菓子パンもありますけど」。
下戸としては、仕方ないので大きめの「あんパン」を購入。
それが愛知県小牧市にあるパン屋さんのものでした。
嬉しいやら悲しいやら。

盛岡で北海道函館に行く「北斗」から切り離されて、いよいよ秋田へ。
単線になりましたゆっくりと上って「小岩井」を通過して田沢湖へ。
初秋の紅葉は夜のため全く楽しめず。時間になっても田沢湖から出発しません。
何が起きたか?
車内案内で「こまちがカモシカと接触事故を起こしたので、点検中です。今しばらくお待ちください。」 えーー!!
秋田へは40分遅れで到着。ホテルに午後10時に着。

フロントで遅れた理由を話すと「それは大変でしたね。最近は毎日のようにクマと衝突するようですよ」。
がーん!新幹線とは言っても線路は在来線を利用しているので、線路への侵入は自由ですね。
「こまち」のフロントに防御柵が必要?

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