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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/01/17 

Vol.247 「大西洋の魚」

執筆 名誉院長 早川富博

30数年前アメリカ東海岸(コネチカット州、New heaven)へ留学した時、魚が食べたくなったのでスーパーマーケットで探してるとツナしかありません。
それも鮮度の悪そうな切り身です。
それでも刺身で食べてみましたが、下痢はしませんでした。
肉と同じようにフィレになったものしか店頭にはないようでした。

近くの海岸(大西洋)でブルーフィッシュ(スズキの一種)が釣れると聞いたので出かけてみました。
投げ釣りの道具は高価で変えなかったので、2m弱の釣り竿を用意して、岸から2~3mのところへ餌を落とすと30㎝前後のカレーが釣れました。
周りをみると釣り人は韓国か日本人でした。

当地の人は5~60㎝ないと持ち帰りません。何故と聞いたら「bony! 骨が多い!」。
彼らはフィレにできるサイズでないと食べないのです。
フィレにできる魚釣りに出かけたことがあります。
鱈です。

New London(海軍基地がある:潜水艦が止まってました)から大西洋へ2時間かけて釣り場へ。
冬ですから寒風激しく、立て掛けているロッドに氷が付着するほど寒い時でした。
揺れがひどいので一緒に出掛けた同僚は船室でマグロ状態でした。
それでも、友人が帰国するので鍋パーティーを企画した手前、何とか嘔気を我慢して1匹釣ることが出来ました。
小生の右足ぐらいの鱈でした。
日本でいう南京袋に入れて帰り、フィレ!にして鍋が出来ました。

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