MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/10/02 

Vol.26  「脱水」③

執筆 名誉院長 早川富博

脱水の治療について、水分摂取が一番ですが、前回昭和40年頃まで水分がどのように体へ吸収されるか良く解ってなかったのです、と紹介しました。
今は小腸からどのように吸収されるか解明されてきたので、いわゆるスポーツドリンクが販売されるようになりました。
ただの水より少し塩分がある(ハーフトニック)飲料水のほう吸収が良いことが解ったのです。
昔の人は汗をかくと、塩をなめてお茶を飲んでいました。経験値ですね。
遅れて科学的に証明されました。ただし、脱水治療と称して「がぶ飲みは」だめです。
50mlぐらいをゆっくり飲んで、数分後ぐらいに追加する方が良いでしょう。
10月になっても残暑で脱水に注意!
予防で飲料水を体に補給することが大事です。
太っている人は糖分の少ないスポーツドリンクを。
コラム一覧へ戻る