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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/05/01 

Vol.262 「罰が当たる」

執筆 名誉院長 早川富博

「罰があたる」
子供の頃に親からよく言われた言葉です。
悪いことをした時に、「そんなことをしていると罰が当たるよ」と言われました。
バチが当たる、バツではない。
バツは法的な罪を犯したときに下されるもの、バチは神仏や天が与える罰、懲らしめを言うようです。

バチがあたる。お天道様が見ている。
誰が知らなくても、他ならぬ自分が知っている。

以前「四知」という言葉を書きました。天知る、地知る、話している相手が知る、そして自分自身が知る、ということで隠し事は無理であるという戒めの言葉でした。
隠し事も悪行ですので、罰が当たります。
悪いことばかりしている:自分の言動が他人を悲しませるのであれば、それは善行ではないので罰が当たります。
自分勝手な性格で思い込みが激しく、人の意見を聞かない、そういう人はやはり人に優しくないので罰が当たります。
また、常に偉そうにしている人は、罰が当たりやすいようです。
自己中心的で傲慢な人は罰が当たりやすい。
今、問題になっている政治家による資金集めパーティとそれに伴うキックバック!政策活動費名目であれば何に使っても可。
使い道が明確にならなければ公私混同もありうる。
偉い人ほど高い倫理観が求められるが、キックバックをする政治家に倫理観はないでしょう。
政治家だけが特別扱いされている!と勘違いしているのでしょう。
自己中心的で傲慢な政治家には是非、罰が当たってほしいですね。(しかし、こんなことを願う自分の心が悲しい)

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