MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/06/05 

Vol.267 「右折レーン」

執筆 名誉院長 早川富博

交通量の多い交差点には右折レーンが設定されています。
信号も赤になってから右矢印がでて、それに従って車は進みます。
そのような片側2車線以上の道路でなく、片側1車線でも交差点近くになると右折用のレーンがあります。
長いと7~8台が並ぶことが出来ますが、そのレーンに並ぶ車の車間距離が問題です。

右折レーンは短いのにも関わらず、並ぶ車が車間距離を2~3mとっているのです!
そのおかげで、1m以内に詰めれば数台が右折レーンに入れるのに、車間距離を摂りすぎるために、右折車が停滞して直進できないことが、ままあります。
いつからこんなに車間距離をとるようになったのでしょう。

右折車が車間距離を詰めれば、直進車が進むことが出来て朝の渋滞の解消になると思うのですが・・・
ドイツでは右折車が車間を取り過ぎていると罰金だそうです。

何故車間距離を取るのか?
信号待ち時の車間距離をとるのは、
1)前の車にプレッシャーをかけない
2)いざというときに車線変更ができる
などがあげられます。

しかし空け過ぎると、前述のような周りの迷惑になります。
かといって詰めつめですと追突された時に前の車に押され追突することになりかねませんね。
前の車の後輪がみえる位置が良いようです。

いずれにせよ、周りの交通状況を鑑みながら運転することが大事ですね。
片側1車線の道路で対向車が右折信号を出したら、こちらは止まって譲るのは当然ですね。

コラム一覧へ戻る