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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/06/12 

Vol.268 「傲慢」

執筆 名誉院長 早川富博

最近、腹の立つこと、政治家の傲慢さ。
政治資金の裏金作りが明らかになっても、申請を訂正して使途に関しては不明瞭。
私的流用はありません。と平気な顔で宣まられる。
なんという厚顔、傲慢!

何故、政治にお金がかかるか?
選挙の面倒をみる人が多ければお金がかかる。
選挙運動に膨大なお金がかかる。
ポスター印刷、選挙事務所の開所費用、などなど。

そのために政党交付金があるのだが、それ以上使う金はどのようなものか?
お金が絡むと、その使途は明確にするのが社会の常識。
企業でも接待費はあるが、一定の制限があります(黒字でないと接待費はもちろんありません)。

政治家の収入と支出は収支報告書で明らかになっていると聞くが、その詳細は全く不明瞭。
政策活動費の使い道は示さなくてよいことになっている。
使途の公開性を高めることが政治家の信頼を取り戻すためには必須でしょう。

青年政治家のパーティー懇親会に、似つかわしくないダンサーを呼んだり、空気が読めない政治家が多すぎる。
空気とは世間のことに他ならない。
社会の空気が読めなくて、ポピュリズムを大事にする政治屋さんとしても能力不足ですね。

自分たちは特別である!
という意識、それが傲慢です。
自尊心を大事にすることと傲慢さとは違うのです。
これから東京都知事選挙があります。
その後には自民党総裁選挙。

波乱の夏の陣になりそうですが、傲慢な政治家を如何に排除できるか? 
私たちの問題ですね。

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