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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/07/03 

Vol.271 「イサキ」

執筆 名誉院長 早川富博

伊佐木と漢字でかくイサキは初夏に釣れる魚です。

釣り方はコマセを撒いて釣ります。
コマセ籠にアミエビを入れて、天秤の先にクッションゴムを付けて2~3mの仕掛けをつけます。2~3本針のフカセです。
船長の指示棚+仕掛けの長さ(2m)まで沈めて、2-3回しゃくりコマセを撒いて、それから2m巻き上げて待ちます。

魚信はビビと来るのでゆっくりと巻き上げます。
巻き上げる途中もグイグイと引くので慌てずに巻き上げて、コマセ籠と天秤を取り込んで、その先にイサキがいることを確認してゆっくりと引き上げます。
釣り上げた後、かなり暴れますが用意したバケツに入れればおとなしくなります。
あたりがあってから釣り上げるまでが釣りの醍醐味ですね。

イサキ釣りはコマセ釣りなので、釣果は釣り座に大きく左右されます。
多くの釣り客が一斉にコマセを撒くので、潮の流れによってコマセが流されてその方向に釣り座があると良く釣れます。
ふつう艫(後ろ側)が良いと言われてますが、その日の風向きで船の向きが決まり、潮の流れによっては船首(みよし、オモテ)が良く釣れることもあります。

船の左舷、右舷によっても釣果が異なります。
先日出かけた時は船の右舷の真ん中でした。
ぼちぼち釣れたのですが、左舷では倍以上の釣果でした。

隣の釣り人は、以前どこかで会ったような気がしたので聞いていみたら、先方も同じように感じていて「どこかで会ったよな」と言われました。
思い出しました某乗合船の船長でした!
休みの日に他の船で釣りを楽しむのですね!

彼曰く、釣果は結局その日の潮の流れと風向きで釣り座の釣果は左右されるので、運としか言いようがないとのこと。
船長と言えども釣果は小生とほぼ同じで低調でした。

誰かが
「釣りはパチンコと同じですね。釣れなければ今度こそと出かけるし、釣れればなおさら出かけたい!」
いずれにせよたくさん釣れすぎてはいけません。
ほどほどが良いのです。

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