日本でこんなことが起こるのでしょうか?
原稿を書いている8月末の新聞紙上を賑わしているのは「スーパーの棚にコメがない!?」
農水省の担当者は、その理由として、新米が出る前で端境期であること、インバウンドの増加でコメの需要が増加したこと、南海トラフ地震の臨時情報が出たことによるコメの買いだめ、などを上げています。
国民の米離れから、減反政策が進み、コメ農家の高齢化と減少も相まってコメの生産が低下し続けていることが根本の原因です。
また地球温暖化のために地域別に高温障害、大雨や少雨、日照不足となり稲の収穫量の減少も要因として挙げられます。
瑞穂の国・日本でコメ不足が起こりえる環境となってきました。
食糧の自給率が40%を切る日本では、これからの世界情勢の変化などから容易に食糧危機に落ちる危険性が高くなります。
唯一、自給率が100%の米にも不足が忍び寄るとは!
国を守ること(安全保障)の重要性が叫ばれていますが、安全保障は自衛・防衛-自衛隊の充足、武器弾薬など、戦争に関することが中心になっています。
しかし防衛面だけでは国の安全保障としては片手落ちです。
経済面での安全保障も取り上げられていますが、食の安全保障が、人が生きるために最も重要なことです。
米、野菜、肉、卵があれば食は足ります。
田舎で少々の稲作と畑で野菜を作り、庭で鶏を飼い、時々イノシシを捕獲すれば、食の自給自足が出来ます。
今、まだ食糧危機は現実的でないと考えられていますが、国際紛争や地球温暖化による食料生産の減少、地球人口の増加など、食糧危機が起こる可能性はすぐそこに迫って来ていると考えているのは小生だけでしょうか?