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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/11/06 

Vol.289 「イチジク」

執筆 名誉院長 早川富博

無花果(イチジク)。
好き嫌いの多い果物ですね。
アジはともかく、食べ方が難しい、食べたあと口の周りがかゆくなる、などなど。

病院の庭にイチジクの木があることはご存知ですね。
10年前、病院の改築時に小さな畑を作ったら、翌年、尾張地区のJA組合長さんが記念ということで植えてくださいました。
その後、自然にまかせて(放っておいた)いたら、2023年の台風で大きく傾いてしましました。
根は浅く広くは張っていたようで、根も一部露出しました。病院の施設係が何とかレスキューしてくれて枯れずに済みました。

自然に任せないで剪定をすることになりました。
小生の地元の安城でもイチジクつくりは盛んですので、それを見てみるかなりバッサリと切っているようでした。
それを施設係に伝えたところ、丸坊主に近いような結果になっていました。

果たして、これで芽が出るのか心配してましたが、沢山の芽が出て大きく葉が茂りました。
良かったと思っていましたが、なかなか実が付きません。
しばらくすると実が着きましたが小ぶりのものばかりでした。
生い茂り過ぎたのがいけないのか、今年の暑さがいけなかったのか、実が熟する前に葉が落ち始めました。
イチジク好きな小生にとっては残念至極!

You tube(便利ですね)で調べてみると、新しい枝が出てから剪定することも大事なようです。
枝つめ、摘芯、摘果、+わき芽を取ることのようです。
来年の春から夏にかけて剪定、果実を十分頂戴した後の冬に、来年に残す枝を決めようと考えています。
予定通りに行きますかどうか?
すでに今年の冬前の剪定は失敗でしたので、来年度に挑戦です。

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