「寛恕」とは、広い心をもって相手の気持ちを汲み取り(理解)思いやる、許すことであると、多くの辞書にある。
思いやるは「仁」、「仁愛」という言葉もある。
「寛」はひろいことを表すようで、「恕」は自分に引き比べて(置き換えて)考えること、また、偽りのない心も「恕」というようです。
自他を等しく想像する、という行為はかなり難しく、中学生以上にならないと無理なようです。
幼い子がおやつを兄弟へ分けることは、自分の経験から考えても難しいことですね。
自他を等しく想像するとは、自分を客観的にみることもあることですので、我儘な人や、他人の気持ちが想像できない人では難しいことですね。
自閉症スペクトラムの一つであるアスペルガー症候群の人々は他人の気持ちが想像できない(読めない、空気が読めない)ので他人とのトラブルが生じます。
他人の気持ちを推し量ることは、人間関係の中でとても大事なことですね。
協調するときに最低限必要なことです。
相手の気持ちを理解して、かつそれを尊重して許す。
許すというと上から目線と言われそうですので、許すのではなく寛容するといった方が良いかもしれませんね。
「寛恕」の気持ちがあれば、争いは起きないのです。
地球上のどこかで起きている戦争も「寛恕」があれば収束するはずです。
「寛恕」とは反対の、対立を煽ることが流行っているようです。
世界中が混とんとしている時代は、どこかの大統領のようにサイコパス気味の人の方が生き残れるのかもしれませんが、、、、
いずれにせよ、「寛恕」を成すには、とてつもなく広い愛がないとできませんね。
まずは連れ合いに、友人、職員に広い愛を!