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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/02/05 

Vol.302 「伊勢参り」②

執筆 名誉院長 早川富博

「伊勢参り」 伊勢神宮にお参りに行くことですが、お参りしてからの楽しみがあります。
子供の頃の楽しみは、参道にあるお土産屋(おかめの岩戸屋)で生姜糖を買うことでした。
長ぼそい五角形の板状で、白、ピンク、鴬色などの種類がありました。
生姜の味がする砂糖菓子ですね。

一口サイズに割って食べるのですが、その割方が難しく、筋が入っていても大きすぎたり小さすぎたりします。
子供どおしの喧嘩の原因になりました。
最近、久々に生姜糖を買って食べたのですが、うまさがそれほどではなくなっていました。
今はもっと美味しいものがたくさんあるからでしょうか。

次の楽しみは、おかげ横丁で食べたり、お土産を物色することでしょうか。
海苔などを買ってくることが多いですね。
干物を店頭で焼いて売っているので、ついつい買ってしますのですが、家に帰って焼いて食べてもそれほど美味しく感じないのはなぜでしょうか?店頭販売の妙?

伊勢参りのお土産は新しいものも沢山開発されてますが、一番はやはり「赤福餅」でしょう。
もう一つ赤福の「ぜんざい」です。
参拝で冷えた体にはもってこいですね。
「ぜんざい」を頂いて体を温めて、「赤福餅」をお土産に帰ります。

昨年末に買った「赤福」の異変に気付きました。
餡の色が若干濃くなっていました。
いぶかしんでると、しおりが挟まれており、それには「北海道産の小豆の種類が変わったとのことでした。数年前に問題となった、冷凍したものの戻しではなかったので安心して食べました。
美味しさは不変でした。

追:伊勢参りの時間は昼過ぎ3時以降の方が駐車場が空いているようです。
浦村で美味しい蠣を食べてから、腹ごなしに(不敬か)参拝し、心身ともに実を清め、ぜんざいで整える、というのがよさそうです。
この時間で込んでたらご容赦。
平日のことですよ。

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