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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/03/12 

Vol.307 「「赤ひげ大賞」受賞顛末記」その②

執筆 名誉院長 早川富博

推薦後、医師会から依頼されたというライターからインタビューの依頼が来ました。
すべての候補者に聞き取り調査をするということでした。推薦状に記載された内容に基づき、Webによる面談で2時間以上に及びました。
出生地、医師を目指した動機から始まり、推薦状にかかれた下記の内容について詳細な質問を受けまして、楽しくお話をさせて頂きました。

1) 訪問診療・訪問看護、
2)居宅療養者を対象とした医療・介護の情報ネットワーク(IT化)の構築。(1998年)
3)ICTを利用した在宅医療における画像・音声・生体情報の双方向通信システムの開発とその実地利用を推進。(1999年)
4)電子カルテを導入し、地域の医療機関及び福祉介護サービス機関へ電子カルテを開示する地域医療連携システムを稼働(2003年)
5)医療・介護・福祉の充実とともにへき地健診を30年以上継続し、経年的な住民の健診データの解析し活用。その活用事例として、筋力アップと柔軟性を追求した体操(元気アップ体操等)を考案し、パンフレットやビデオを作成して地域住民に啓発。
さらに、ロコモティブ症候群とメタボリック症候群の予防を目的とした「ロコモ教室」を継続開催している。
6)「三河中山間地域で安心して暮らし続けるための健康ネットワーク研究会」を設立し、地域住民、関連する保健・医療・福祉・介護サービス者、行政、各種団体等人と人とのヒューマンネットワークづくりを進め、医療・福祉・介護の連携とシステムを生かした独居高齢者の見守り、地域の活性化に欠かせない住民同士の交流促進(地域サロンの活性化、お出かけ促進とそれ支える移動手段の整備)を進めてきた。(2010年)
7)地域新電力会社(株)三河の山里コミュニティパワーの設立に携わり、代表に就任、地域での電力の地産地消を目指し、地域内経済循環を増やし持続可能な地域づくりを目指している(2019年)

後日、まとめた文章が送られてきまして、正誤をチェックして最終稿が選定委員に送られたとのことです。
これらのインタビュー内容が選考委員の心に刺さった結果が大賞に繋がったのでしょう。

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