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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/05/07 

Vol.315 「疑似餌」鯛ラバ

執筆 名誉院長 早川富博

相変わらず釣りの話。
鯛釣りはウタセ真鯛というウタセエビを餌に釣り上げるのが、伊勢湾の伝統的な漁法です。

最近はタイラバといって疑似餌で鯛を釣る方法が流行ってきました。
目玉という錘にスカート、ネクタイという飾りがお鰭のようについていて、その中に針が忍ばせてあります。
この仕掛けを底まで落としてから低速で巻き上げてくると、その疑似餌を小魚と間違えて鯛がアタックしてきます。
そして、がっつり食い込むと大当たりです。

タイラバの仕掛けは、ヘッド(目玉)、ネクタイ、スカート、フック(針)の四つですが、組み合わせは無数になります。
主にネクタイ、スカートが水中で動くことで微妙な波動を出すことで鯛へのアピールが決まってきます。
ネクタイもスカートも色、形、大きさがたくさんあり、その組み合わせは無数になります。
加えてヘッド(目玉:錘のこと)の大きさや色も種々あります。
最近では鉛製ではないタングステン製で小ぶりでも重さがある目玉もあります。

しかし値段が一個数千円とそれこそ目玉が飛び出るほど高いのです。
組み合わせがあるから面白いと言えますが、釣れなけらば、自分の仕掛けに疑心暗鬼が生じ毎回のごとく組み合わせを変えることになり隘路に迷い込みます。
そういう時は釣れている人の仕掛けを観察し、または教えて貰うことですね。
海釣は餌釣りから、ジギングという疑似餌が中心の釣りに移行しているようです。

鯛、ヒラメ、青物、カツオ、マグロ、すべてがジギングで釣れます。
ジギングは仕掛けを落して巻き上げてくる釣り方です。
巻き上げたり落としたりの繰り返しをして、魚に対して疑似餌がいかにも生きている餌のように見えるようにするわけです。

常にリールと竿を動かしています。
スポーツとなってきました。
年寄りにはきつい運動ですね。
メバル、カサゴ釣りの仕掛けを流用することも必要かも?
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