今年のこれまでの最大の関心事は「トランプ大統領」でしょう。
清々しい話題を提供してくれる大谷翔平選手とは大違いで、傍若無人の言動は眉をひそめるどころか、アメリカの大統領がこのようなふるまいをするのかという、驚き、呆れ、そして怒りが湧いてきます。
選挙で選ばれたのだから自分の考えを押し通す、公約を実現するために!
自分の考えを押し通すために、相手を恐喝するごとき言動、あまりの品性のなさに驚愕を禁じえません。
やくざな世界を見ているようです。
2月に、トランプ大統領は分断をするが、基本的に戦争は嫌いで阻止したい考えの持ち主と書きましたが、その後を見ると、ウクライナとロシアの停戦は頓挫、イスラエルのガザへの進行も後押しして、イランへの攻撃もしました。
見立て違いでした。
アメリカファーストとスローガンを叫び、相手の思いやりは何処にあるのか?
これまでアメリカは世界の警察として立ち振る舞ってきたが、自国の疲弊をみて世界のリーダーを自ら降りているようです。
これではますますアメリカの凋落は進むのでしょう。
日本に目を転じても、ショートフレーズで耳に心地よいことを言う政党も出てきました。
事実でないことも平気で人々を煽るアジテーターがもてはやされつつあります。
世界中の政治家がトランプになりたい??
危険な状況になってきたからこそ、物事を多面的に見て考えることが必要です。
多様性を認めるといいながら分断することを平気で言う。
そんな人間になりたくないですね。