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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2026/02/11 

Vol.355 「建国記念日」

執筆 名誉院長 早川富博

2月11日は「建国記念の日」で国民の祝日です。
1966年制定ですから小生は高校1年生でした。
社会は高度成長時代の真っただ中でしたが、アメリカによるベトナム戦争反対、大学紛争の始まりなど革新的な考え方も広まっていた時代でした。
そのような背景から、昔、紀元節の復活だ!と反対した記憶があります。

戦前は神武天皇の即位した日を紀元節としていました。
神武天皇は初代天皇とされていますが、歴史事実かどうかわかりません。
こんなことを言うと非国民と言われるかもしれませんね。

日本史を中学時代に勉強しました。
日本の天皇、皇統が書かれていましたが、「古事記」「日本書紀」に記されていますが伝承にすぎません。
しかし日本人のアイデンティティとして、天皇制は重要です。

アメリカに留学していた36年前、昭和天皇がご崩御されて、アメリカの新聞でも1面で報道されました。
同僚(ドイツ、イギリス、イスラエル、イタリア、アメリカ)から「悲しいことですね」、と声を掛けられました。
アメリカでは、昭和天皇が膵癌にて闘病されていること数か月前から報道されていました。
日本では、天皇陛下が病気で苦しんでおみえになるときに、「お元気ですか?」という日産セフィーロの宣伝は不敬であり、中止になったと聞いていました。
情報操作されていたような気がします。

さて昭和天皇がご崩御されて同僚からお悔やみを頂戴したときに、「すぐ日本に帰らなければ!」といったところ「そうだね、休んでもいいよ。」と言われました。
もちろん冗談を言ったのですが、日本人にとって天皇は高貴で尊敬される対象であると彼らは考えているようでした。
その時の体験(アメリカでの生活:アメリカ人以外との交流もあり)が天皇制に対する考えを変えるきっかけになりました。
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