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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2026/02/18 

Vol.356 「トランプ再び」

執筆 名誉院長 早川富博

昨年、トランプ大統領の政策について書きました。
「彼は戦争を嫌っていることです」としましたが、ベネズエラ船への攻撃、正月明けのベネズエラでのマデューロ大統領を拘束、ベネズエラ産原油を積んだロシア船籍の拿捕、軍事力を背景とした力の誇示をしています。
大きな戦争にならないことを祈っていますが、小さな戦闘によって一般市民が犠牲になっているようです。
それは彼にとってとるに足らないことなのでしょう。

過去1年の彼の行動を見ると、人権尊重、多様性重視、謙虚さ、羞恥心は皆無のようです。
まったく弱肉強食を邁進しているように見えます。
力による安定・均衡を目指しているとしていますが、「その力を制御するのはどのように?」という記者の問いに「それは自分の道徳心だ」と答えています! 
なんという厚顔無恥なことでしょう。
誰もとめられない!

「アメリカが民主主義国家であるというのは幻想だ」とある評論家がテレビで言っていました。
アメリカの独立戦争以後、80年刻みで、常に民主主義の危機があったということです。
日本の民主主義も戦後80年だけです。
民主主義の基本は人権尊重です。
常に私たちが意識していないと民主主義は危機に瀕します。

世界は贈与で回っている、というのが小生の考えですが、トランプはまったく逆の、すべてがディールであると。
だれが彼を止めることができるか?
今年の最大の注目事項です。
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