MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2026/06/24 

Vol.373 「田舎はどうなる?」

執筆 名誉院長 早川富博

足助を含む旧東加茂郡が豊田市に合併して21年目に入りました。
合併に希望を抱いていましたが、結果的に田舎の疲弊は止まっていません。
人口減少に拍車がかかっています。

人口減少は社会的インフラの減少に直結します。
教育機関(学校)の縮小、医療機関(病院、診療所)の閉鎖、公共交通の減少、ガソリンスタンドの閉鎖、が現実に起きています。
この現象は豊田市に限らず日本全国に見られます。

少子高齢社会と人口減少、生産年齢の減少で日本の国力が低迷すると心配されています。
少子化の原因はもちろん出生数の減少です。
その原因として、婚期の晩年化、生活スタイルの変化、などがありますが、子供を育てる環境への不安が改善しないことが大きな問題でしょう。
男女共同参画社会の未熟、子供の教育費の問題、社会全体の変化が求められています。

若い女性が地方から都会へ出ていく理由に、魅力的な仕事が地方にない、地方ではいまだに男性優位な考え方が支配的である、などがあげられています。
女性が生き生きとして、楽しんで生活できる社会である必要があります。
田舎では保守的な考え方がまだまだ残っているのでしょうか?
自治会のお役も男性ばかり(いやいやながらの役目も世帯主)で寡婦の人が役員を務める例はあまりありません。
女性が活躍している自治会は元気がいいように思うのは小生だけでしょうか?

お祭りも楽しいのですが、楽しんで山車を回して酒を飲むのは男性で、裏方で料理の用意は女性の仕事!
昔からの役割分担が持続しています。
それが当然と思っているのは男性だけかもしれません。
田舎が人々の住む場所として生き残るには、女性が生き生きと楽しく生活できることを最大の目標にすべきです。
コラム一覧へ戻る