医療でも「効率(性)」という言葉が使われます。
「効率」が良い、悪いといって評価基準の一つに用いられます。
費用対効果という評価もありますね。
医療・介護分野はほとんど国の基準で決められています。
診療報酬体系から生産性はほぼ決まっていますから、効率改善は資源の削減が主になります。
使用する薬品や医療備品の低減、人員の削減です。
法的に決められた人員がありますので簡単に人員削減はできません。
人員配置の国の基準は最低限のものなので、サービス業としては人員を増やす傾向にあります。
CT、MRIなど最新の医療機器を導入すると、購入費用とランニングコストとを合わせた金額を5~6年で回収しなければなりません。
毎日一定の件数をこなさなければ達成できません。
いわゆる効率・生産性が低くなるわけです。
検査の必要な人が多ければ達成できますが、人口減少が進んでいる当地区では(いわゆる医療における市場性がない)ランニングコストを得るだけでも大変になります。
外科的手術についても、効率性が話題になります。
例えば胃がんの手術を受けるとしましょう。
胃がんの手術を毎日している施設と、月に2-3例しかしない施設とどちらがいいでしょう。
当然多くの症例を実施している施設のほうが生産性(手術結果)もよく効率もいいはずです。
豊田市で胃がんの手術適応患者が月に50例あったとします。
豊田厚生病院とトヨタ記念病院で十分行えます。
術後は近くの施設で療養をすることになります。
地域の中で病院の役割をある程度決めて医療を提供する、これが効率性を追求した結果です(厚生労働省の方針)。
少ない医療資源をいかに効率よく使うか!
効率性を追求しすぎて目の前の患者さんの気持ちをないがしろにしないように!