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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/02/12 

Vol.46  「新型コロナウィルス肺炎」

執筆 名誉院長 早川富博

令和2年は中国と日本との関係が改善するとの予測でしたが、正月明けから湖北省武漢で始まった新型コロナウィルス肺炎が燎原の火の如く拡散して、人の交流がストップしつつあります。
原稿を書いている現時点で、日本の発病者は4名ですが、このブログが皆様の目に留まる頃には倍増している可能性もあります。
武漢市は封鎖され、中国人の海外ツアーをすべて中止、日中交流どころではなくなってきました。
武漢在住の日本人もほぼ全員帰国するようです。4月に予定されている習主席の来日もどうなりますか。

これまで人類は感染症との戦いを続けています。科学が飛躍的に進歩しても、この戦いに終焉はないようです。
感染症の対手である、ウィルスや細菌も進化するからです。
細菌を例にとると、抗生物質が不適切に多量に長く使用されると耐性菌が現れます。それに対する抗生物質を開発して使用を始めると、また新しい耐性菌が出現します。
イタチごっこですので、現在は抗生物質の適正な使用をしましょうという方策が提案されています。

一方、ウィルスに対する治療薬も順次開発されています。
インフルエンザ治療薬は現在吸入薬、点滴も使用できるようになりましたが、やはり治療で重要なのは予防・ワクチンです。
ウィルス治療薬の開発はHIV治療のために発展しました。エイズ治療薬開発の途中からC型肝炎ウィルスの治療薬が生み出されました。
いわゆる風邪ウィルスはどんどん変化するので、ワクチン開発は困難なようです。
しかしウィルスとの戦いに負けないために、日々の手洗い・うがい・マスク着用で出来る予防を個人個人が実行しましょう。
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