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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/02/26 

Vol.48  「体力」

執筆 名誉院長 早川富博

あの人は「体力」があるなー羨ましい!と言われます。「体力」とは何でしょう?
体力とはストレスに耐えて、生を維持していく体の防衛能力と積極的に仕事をしていく体の行動力とされています。
「体力」には身体的要素と精神的要素があり、それぞれに運動するための行動体力と健康に生活するための防衛体力があるようです。
身体的な体力は20歳前後を境に加齢とともに低下します。とくに瞬発力は20歳前から低下するようです。ただし握力だけは40歳代まで持つようです。
身体的体力を維持するには、やはり運動です。
お金をかけずに体力を維持するには歩くことです。とくに速歩が良いようです。階段上りも良いようですね。
太ももの筋力が強くなることが肝要です。階段がない家では、家の中で腿を高く上げる足踏みも効果があるようです。
運動はその内容と継続することが重要です。
一方、精神的な体力をつけることは難しいですね。やる気を出す、意欲満々というのが精神的な行動体力です。
防衛的体力は、ある程度のストレスがないと育たないですね。
ストレスがありすぎると「うつ状態」になってしまいます。
近くに相談できる話し相手がいると良いですね。
精神的な体力を維持するには、相手の人権を尊重することから始めるのが良いのではないかと思います。
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