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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/03/11 

Vol.50  「ゆべし」

執筆 名誉院長 早川富博

院長就任から始めた院長日記、現在のコラム、色々題材を考えています。
時々重複するものがあるといけないので、過去の院長日記をチェックしながらタイトルを考えています。
地元産の食べ物の中で、「へぼ」「イノシシ肉」「田舎味噌」はこれまで取り上げていましたが、なんと「柚餅子」が抜けていました。
「柚餅子」には和菓子の柚餅子と珍味の柚餅子があるようです。
柚子またはクルミを使った餅菓子が和菓子でサービスエリアの売店で売っているものがあります。
小生のいう「柚餅子」は珍味(酒肴)の方です。
作り方は皆さんご存知のように(小生は経験がありません)程よい大きさの柚子の中身をくりぬいて、その中に味噌・胡桃などをつめて、蒸して、その後乾燥させるとのこと。
酒の肴に最高、お茶漬けにも良いですね。
古来から続く料理のようですが、現在では、紀伊半島の山間部である奈良の十津川、和歌山田辺、島根の益田、そして当地が含まれる三・遠・信の山間地で作られているようです。
しし肉・へぼを食する地域と一致しますね。
酒飲みには珍味でしょうが、塩分摂取が増えますね。
注意、注意!
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