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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/04/29 

Vol.57  「健康寿命③」

執筆 名誉院長 早川富博

健康寿命延伸には、食べること、運動すること、良く出かけて社会と関わりを持つ、3つのことが重要です。
前回はバランスを考えてしっかり食べることを説明しました。
今回は運動です。
毎日歩いているから大丈夫といわれる方が多いのですが、その中身が大事です。
犬の散歩、友人と話しながら楽しく歩いている、などなど。
しかし、このような歩き方は楽?をしているので体力を維持するには効果がないようです。
歩くなら一生懸命に歩く。ちょっとしんどいな、うっすらと汗をかくぐらいが良いようです。
脈拍が120ぐらいになって、息がちょっと上がるぐらいが適当のようです。
しかし、えらくなったら歩く速度をゆっくりにする必要があります。
そして落ち着いたら、またしっかりと歩くという風に繰り返し、30分ぐらい続けることが大事です。継続すると徐々に歩く距離が長くなります。
この方法が可能な方は、心臓に心配がない方です。心臓に疾患がある方は担当医に相談してください。
普段、友達と談笑しながら歩いている人はゆっくり歩くときに話して、一生懸命歩いている時は大股で、腕を振り、しっかり地を蹴って歩きましょう。
友達より早く歩ける人は、先に行ってからUターンして、ゆっくり歩いて友達と談笑しましょう。
こうすると友達の倍?歩けますよ!
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