髪が白くなり始めたのは何歳頃からだったろうか。記憶が定かでないが、たぶん40歳代であったろう。
足助に赴任したころ(45歳)の写真を見るとまだまだ白髪とは言えない状態であったが、院長になった後50歳代から急激に増えてきた。
しかし、後頭部は何故か白髪の侵略から免れていた。
還暦を過ぎたころには綺麗なロマンスグレー?と誉められたものです。
同年齢の男性も髪を染める人が多くなっていたが、「染めるなど自然に反する」などと言って、自分の不精な性格を糊塗していた。
最近、いつも外来で応援していてくれる職員から「先生,髪が黒くなり始めましたね!」と驚きの言葉を聞きました。
うれしくて家に帰って女房に「髪が黒くなり始めた?」と聞いたところ、
「あなたの頭の上は普通みえないから、わかりません。」とつれない返事。
そういえば外来の彼女はいつも立っていて、座って診察している小生の頭頂部を見ているから解ったんだ!
しかし観察が鋭い。
医療人として、このようにありたい!