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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/06/24 

Vol.65  「寛容②」

執筆 名誉院長 早川富博

前回、「寛容」は「贈与」の精神の中で重要なポイントであることを書きました。
「寛容」、英語では「tolerance」で「忍耐」という意味も含まれています。
「寛容」はすべてを受け入れると意味ではないと思いますが、受け入れる内容を良く知ることが必須です。
そのためにはコミュニケーションが重要で根気のいる対話が根底になければなりません。
対話は相手の話をよく聞き、まずは相手の立場に共感し、相手の価値観を知ることから始まります。
このような上質な対話には「忍耐」が必要です。
対話の基本は相手の話を聞くことから始まり、話の内容に同調して理解することで始まります。
「忍耐」は耐え忍ぶのではなく、相手を知るための基本姿勢でしょうか。
相手の人格を認めなければ対話は成り立ちません。人権尊重が基本ですね。
「寛容」・「忍耐」は恋愛にも当てはまり、よく考えてみると、それは「愛」ですね。
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