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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/05/15 

Vol.7  「体重測定」

執筆 名誉院長 早川富博

体重測定は健康管理にとても重要です。
いわゆる「生活習慣病」である高脂血症、糖尿病、高血圧症などの治療の目安になります。
中年になって生活習慣病になったあなた!体重を標準体重に近づけること治療の第一歩です。
歓送迎会の多い4月に体重は増えがちです。使用するエネルギー以上に食べすぎれば体重は増えます。食べなければ体重は減ります。自然の摂理です。
「ご飯食べんくても体重が減らん!」といわれる人が時々います。仙人ではないのですから霧や霞では生きていけません。
腸炎で下痢、嘔吐されるといくら点滴で補っても体重は確実に減ります。
食べるという欲求を抑えることは大変難しいですね。毎日風呂上りに体重を計れば、少しは気になり体重増加を抑えることが出来るかもしれませんね。
また、ご高齢になられて心臓が悪くなってくると心不全といいます。この病気で病状が悪化すれば体重が増えます。いわゆる体に水が溜まるわけですから体重が1週間で1-2kg増えてきます。この時は次回の予約診察を待たずにすぐ受診してください!
体重測定のために脱衣所に1台置いてください。置くだけでなく測定してください!
体重計はヘルスメーター(健康指標)といいます。
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