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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/09/09 

Vol.76  「三河の山里コミュニティパワー(MYパワー)」その1

執筆 名誉院長 早川富博

三河の山里コミュニティパワー(MYパワー)という会社を昨年6月から立ち上げました。

1)これまでの「たすけあいプロジェクト」の継承発展
2)中部電力との協働で新しい地域サービスの開発・実証・展開
3)対象地域での電力小売り事業
4)再生エネルギーの普及促進
を目的に設立しました。

豊田市・中部電力の後押しで事業を推進しています。
サテライト事務所が病院南棟1階にあります。もとの「たすけあいプロジェクト」事務局です。
何故、電気小売り事業を始めたのか?
過去4年間「たすけあいプロジェクト」を推進してきましたが、事業の運営に費用がかかりすぎ、想定した事業を存続するためには行政からの財政支援が必須であることが解りました。
利用料金を上げれば解決するのですが、独居老人を対象とした事業ですので、料金値上げは困難です。
その時、友人である救世主が現れました。
その考え方は、電力自由化によって誰でも電力会社を立ち上げることが可能になったので、地域の課題解決のための原資を売電収入に求め、かつ地域で再生エネルギーの発電事業を起こし電力エネルギーの地産地消を目指そうというものでした。
豊田市の山間地にある行政施設の電気をMYパワーから購入していただき、その利益から「たすけあいプロジェクト」の費用を当てようというものです。
最初は荒唐無稽に聞こえましたが、2017年5月に豊田市長・新城市長に地域新電力事業を提案、その後豊田市の仲介で2018年1月から当時の中部電力経営戦略本部(現在は事業創造本部)との意見交換会が始まりました。
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