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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/09/16 

Vol.77  「三河の山里コミュニティパワー(MYパワー)」その2

執筆 名誉院長 早川富博

前回は、三河の山里コミュニティパワー(MYパワー)の設立経緯の途中まで書きました。
友人の奇天烈な発想に賛同する企業・行政コンサルタント、PV共同発電ファンド、有機農家、弁護士、県会議員、地元Iターン者等の有志からなる一般社団法人「三河の山里課題解決ファーム」(ファーム)をまず立ち上げました。
2017年5月から月2回の勉強会(夜7時から名古屋の某所で)を開始しました。
ファームと豊田市、中部電力と間で意見交換会を月2-3回ほど開催して、2019年5月31日に豊田市・中電・ファームの三者協定締結、同年6月3日に新会社「三河の山里コミュニティパワー」が発足しました。
発想からおよそ2年の歳月が経過しました。実際には2019年11月から小売り事業が開始。
この買電利益が、地域サービスを進める原資(ドライビングフォース)になりました。
中部電力は売電領域でMYパワーと競合関係になりますが、私たちのこれまでの地域活動を評価し、かつ新しい地域サービスの開発の相手として認めて頂いたので協働することになりました。
設立1年で豊田市施設の電気購入変更がほぼ終了する予定になりました。
この間、MYパワーの設立趣旨を理解いただき、JAあいち豊田様・豊信様が株主として参加、地元の住民の方々にも株主になっていただきました。
たすけあいプロジェクトの石野地区への拡大、PV(太陽光発電)付きカーポートの設置予定などを進めています。
収めた税金の使い道を我々は決められないが、利益を地域の課題解決に使用し、かつ地域住民が出資する会社を目指す私たちの会社から電気を購入するという選択は、すなわち直接民主主義ではないか!
目指すところは地域自治です。
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