これから10年の近未来では、
現在の課題でもある人口減少と高齢社会に拍車がかかるでしょう。
今までは田舎の課題であったが、市街地にも及びます。
とくに高齢者医療・介護はサービス不足が顕著となり、人口減少で税収も低下することから、
公的援助(公助)は減少、企業による地域貢献もじり貧となり、地域における自助、共助の仕組みの確立が必須となります。
それよりも、いわゆる田舎といわれる地域の消滅が顕在化するでしょう。
一方、働き方改革は医療人も例外ではありません。
医療従事者の仕事が変容するでしょう。
それに加えて、ICTが進み、いわゆる生活習慣病の診察はオンライン診療ですみ、
年1~3回の採血、年1回のがん検診となる可能性が高いでしょう。
コロナ禍での経済低迷が、医療費の抑制に影響して、このような流れはより早くなる可能性があります。
また、AIの進歩により、疾病の診断はAI、治療は指針に沿って施行することとなるでしょう。
google検索のスピードが求められます。
そのような近未来における医師の役割は何でしょう?
やはり、治療における医療技術の実施は医師が担当することになりますが、じきに遠隔ロボットに変わられるかもしれません。
最後に残されたものは、AIによる診断と治療方針を患者さんに如何に解りやすく説明するという、
インターフェースの役割しか残されないのかもしれません。
つづく…