放射線技術科係長 小西哲也
昨年8月、新城市立作手中学校の校長先生とお話をする機会があった。
「毎年行っている職場体験学習がコロナの影響で中止になった」
という内容であった。
母校であり、在校生の保護者でもある私は、「地域の子供たちに何かできないか」と考えている折のお話だった。
中学校側は職場体験の代わりになる授業を模索している様子。
「病院の紹介と診療放射線技師について」という内容ならばということで授業の一端を担うことになった。
1月末。約半年遅れでの職場紹介を行うことが実現した。
中学2年生相手にどんな内容で、どこまで噛み砕いて話せばいいのか。とても不安であった。
当日は雪の降るとても寒い日であったが、生徒たちは私のスライドを真剣な眼差しで見てくれて、最後には質問までいただけるという幸せな時間をいただいた。
今後、この生徒の中から診療放射線技師を目指し、足助病院で活躍してくれる子が現れることを願っている。