企画課長兼施設課長 日比敦郎
足助病院特有の業務で、かなり特殊なものに「PA」があります。
楽器、特にバンド経験のある方には馴染み深いこの「PA」について、今日は少しお話ししたいと思います。
PAとは「Public Address」の略で、「大衆に伝えること」という直訳になります。
楽器・・音楽に限らず、伝えたい「音」を遠くにいるオーディエンスに聞こえるようにすること、あるいは複数の音をバランスよく調整することを指します。
ここまでで勘の鋭い方はお気づきかと思いますが、PAは院内コンサートやWebキャスティング形式の講演会などで必要になってくる業務です。
当院では戦略的広報を重点取組事項に挙げておりますので、皆様に確実に発信し情報をお伝えするために重要な業務なのです。
PA業務はそんなに難しくはありません。演者や質問者の声や演奏をマイクで拾ってスピーカーに流すだけです。当院では写真のようなミキサーを用いてPAを行っています。
そのための機器や接続ケーブルの知識が必要になってきます。
最も気を遣うのは、複数の楽器が出力されるライブ、特に屋外でのコンサートは難しいです。
屋外は音の反響がなく、しっかりしたモニタースピーカーを設置しないとオーディエンスに音が届いても、演者が自分の音を捉えられない、なんてことも多々あります。
限られた機材と環境でどれだけ演者が気持ちよく演奏でき、オーディエンスにしっかりと音声をおとどけできるかが、PAの腕の見せ所なのです。
そんなPA業務、最近は頻回にオファーが来るようになったので、そろそろ助手を育てたいと思っています。
我こそは!という職員の方!企画課長を助けてください…
(さしあたって7月30日に院長のSAXお披露目があります)