企画課長兼施設課長 日比敦郎
広報の仕事をしていると、動画編集のオファーは頻繁にやってきます。
とりわけ院長からのオファーは大学や行政に出ていくこともあるので、細心の注意を払う必要があります。
しかしながら、やりがいもある仕事です。
足助病院ブランディングプロジェクトを2年以上続けていますが、やはりフラッグシップは院長です。しっかりとPRしなくてはいけません。
とは言っても私も動画クリエーター・・・と呼ぶにはおこがましいレベルの技術しか持ち合わせていないので、院長の想いをなかなか表現することができず、もどかしい思いをしています。
私が作成した動画は院長のプレゼンに使用されることがあります。
いくら院長の検閲が入るとはいえ、クオリティの低いものを出せば院長の顔に泥を塗ることになります。
技術も大切ですが、院長の理念・ビジョンを的確に理解・解釈することが重要です。
限られた動画時間の中でいかに効果的にメッセージを打ち出せるかが、動画編集者の腕のみせどころになります。
私が理解する理念やビジョンは院長と同じです。しかし、その表現の仕方や伝え方はどうしても一致しません。
それは性格や個性もそうなのですが、それ以上に知識・経験・職種の違い(差)の影響が大きいのでしょう。
またプレゼンするのは院長なので、院長は前後の文脈やプレゼン相手の知識レベルも考慮しています。従って私の考えた表現法が必ずしも適正とは言えないのです。
当然、一発OKなんてことはなく、何度も細部を練り直していきます。
動画の主要な構成要素は、画像・字幕・音声です。
編集する側はこれらの構成要素をコンマ秒単位で調整していくのですが、依頼者側はフィーリングを重視するので例えば、
「もっとリズミカルに」「厳粛的な雰囲気で」
というようなオファーになります。
実はこの作業が私にとっては重要です。技術向上のチャンスだからです。
最終的には依頼者側の趣向を理解する必要があるわけです。
動画編集も相手を知り、「想う」ことが大切ですね。
できれば想うのは院長だけではなく、素敵な・・・おっとそろそろお時間のようですね。
この動画編集業務もそろそろ助手を・・・。
先週も同じ文末のような・・・。