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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/08/23 

Vol.203  「えすでぃーじーず」

執筆 足助病院職員

企画課長兼施設課長 日比敦郎

「今日ねー、えすでぃーじーずのお話を聞いてきたよ!」
とおもむろに二女(年長さん)が話しかけてきました。

「ほ~、それはすごいね!どんなお話だったのかな?」
「う~んとね~、全部で17個あるんだよ!」
「ふむふむ」
「それでね~紙は木からできているから、無駄遣いしちゃダメなんだよ」
「確かにそのとおりだね」

幼児にもSDGsの教育がなされるようになりました。
もちろん子供目線なので、子供でもできることを目標にしています。
ここで今更ですがSDGsについておさらいします。
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」という意味です。
2030年までに達成するべき17個の目標と、「いつまでに、何を、誰が、どのようにして取り組むか」を表した、169のターゲットから成り立っています。
内容は割愛しますが、環境問題、経済・教育格差、ジェンダー問題の解消に向けた目標です。
上記の二女の発言は17個ある目標の複数項目に跨る取組ですね。
私もつい最近までSDGsに対してなんの興味も示さなかったのですが、一人の親として子供に大したことができなくても、微力ながら豊かな未来に繋がればと、免罪符(贖罪?)のように取り組む・・というよりは意識するようになりました。
また業務上よくお会いする豊田市職員の皆さんが、SDGsマークを纏ったポロシャツを着用されているので、より意識するようになりました。これはある意味広報効果もありますね。

などと考えていたら、
「あとね~ペットボトルはまた次のジュースに使うから集めないといけないんだよ」
「へ~、どうやって次のジュースに使われるのかなぁ?」
「えへへ~、そんなの知らないけど、私はカルピスたくさん飲みたいから、パパは一生懸命ペットボトル集めてね!約束だよ!できなかったらおでこぺちんするからね!」
「・・・」

まだこんなレベルですが、5歳当時の私よりは環境問題に詳しいので良しとしましょう・・・。
ただ、SDGsの17個目の目標は「みんなで取り組む」が明記されています。二女にはこのあたりをしっかり言い聞かせようと思います。
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