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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/09/13 

Vol.206  「福留孝介選手引退に想う」

執筆 足助病院職員

企画課長兼施設課長 日比敦郎

院長コラムのようなタイトルですが、企画課長による野球ネタです。

中日ドラゴンズの福留孝介選手が今シーズン限りでの引退を発表しました。
私にとっては大変大きな出来事です。
福留選手の引退によって、とうとうすべてのプロ野球選手が私より年下になってしまいました。
福留選手は私より一つ上の学年で、私と同学年の選手は阿部慎之助選手を最後に全て引退しています。
次の年長者は、ヤクルトの石川投手とオリックスの能見投手です。二人とも私の1学年下になります。
草野球の世界では、44歳はまだまだ現役という考えが根強いです(もっともナイターではめっきりボールが見えなくなりました)が、プロ野球の世界では稀有な存在ですね。

熱狂的なジャイアンツファンである私は、あの松井秀喜選手の三冠王を阻止した福留選手はとても憎い存在です。
そうでなくてもチャンスに滅法強い福留選手には幾度となく痛い目に遭わされてきました。
私にとって、福留選手は大変失礼ながら「厄介な存在」でした。
しかし、ある日からその見方が変わります。そうです、WBC準決勝の韓国戦での代打先制ツーランホームランです。
ここぞというときに発揮されるあの集中力は日の丸を背負っていても変わりませんでした。
福留選手はご自身の成績も大変素晴らしかったのですが、試合の流れを引き寄せたりや味方の士気を上げたりする安打がとても多い選手でした。
事実、その後のサムライジャパンの活躍は周知のとおりですね。
この年齢まで現役を続けてこられたのは、とんでもない努力をされてきたからだと思います。若手にも積極的に声掛けし、慕う選手も多いそうです。
今後はプレイヤーからマネージャーになっていかれるのでしょうか。
もうジャイアンツは痛い目に遭わなくて済むので、一安心です。(指導者として痛い目に遭うかも)
改めて、見習うべきところの多い選手でした。今後のご活躍を祈念したいと思います。
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