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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/12/20 

Vol.220  「ミュージシャンの端くれ」

執筆 足助病院職員

企画課長兼施設課長 日比敦郎

※今日のコラムは、病院のトップである院長をかなり上から目線で見ています。ご注意(お楽しみ?)ください。

普段、まったく頭が上がらない院長に対して、唯一肩を並べてお話しできる機会があります。それは楽器演奏です。
ご存知の通り、院長はサックスを約7年、私はギターを約30年演奏しています。
演奏経験が長いから私が威張っている・・という簡単な話ではなくて、バンドマンとしてのライブ経験があるので、院長の演奏をなるべく邪魔しないようにサポートしてきた自負があります。
サックスは吹奏楽器ですので、何曲か演奏すると息が上がってきます。当然ながら休憩が必要です。
そこで私の出番です。ギター一本で曲をこなして有意義に休憩時間を確保しなくてはいけないのです。
以前は院長もスタミナがなく私の出番が多かったのですが、最近はスタミナも技術も飛躍的に向上し、元来兼ね備えていた経済力を武器に機材も揃ってきたので、私がサポートしなくても楽曲が成立するようになっています。
以前、フィンガースタイルについてご紹介しました。私はフィンガースタイルを始めて3年少々なので、今のコンビスタイルを考えると私の方が経験が浅いことになるのです。
冒頭「肩を並べて」とか申しておりますが、実のところ私がクビにならないように必死にレパートリーを増やしているのが現状です。
先日、患者さんの前で演奏する機会がありました。
感染対策のため短時間となりましたが、皆さんにクリスマスソングをお届けすることができました。
その後の院長のMCで「今日の企画課長の演奏は良かったですね!みなさん!」と言っていただけて、とても清々しい気分になれました。
以前は、そこはかとなく「サポート」の意識があったですが、今はようやく「コンビ」として認めていただけたのかなと、少々の達成感に浸っています。
これに驕ることなく、ミュージシャンとしても進化し続けている院長に負けないようにギターの鍛錬もしっかり積み上げていきたいと思います。

※ちなみにコンビ名は「課長・院長」、ゴロの関係で課長が先です。漫才コンビみたいです。
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