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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/02/07 

Vol.226 「貴重なご縁」

執筆 足助病院職員

企画課長兼施設課長 日比敦郎

昨年末に、当院は豊田市・㈱SkyDriveとの三者において、災害時における医療物資運搬にかかる実証実験を行いました。
具体的にはドローンを使って足助支所から香嵐渓広場まで約13㎏の支援物資を運搬し、現場の当院看護師が骨折想定のけが人の副木固定を行うという内容です。
こちらの取り組みが新聞はじめマスコミにも取り上げられたこともあり、なんと某大学の教授から取材依頼が来たのです。
大変僭越ながら、私が対応をさせていただくことになりました。
失礼があってはならないと、相手様のことを調べてみると、私どもの医療の世界でも御高名の先生でした。己の無知を恥じる瞬間です。
実際にお会いしてお話しをすると、とても気さくな方で「大学教授」という権威の塊のようなイメージ(世の中の大学教授の皆様、大変申し訳ございません。)はまったくない方でした。
よくよく考えてみると、当院にお越しになる大学教授の先生方は皆様気さくで優しい方ばかりでした・・。
医学の世界でも教鞭を執る先生でありながら、防災にも興味を持たれて研究をされ、積極的に取材をされる姿に心打たれました。
何より相手の話を聴き、言葉を引き出す技術に非常に長けておられ、私もつい調子に乗って自分の想う地域防災について稚拙な意見を申し上げてしまいました。
研究のお役に立てたかどうかは甚だ疑問ですが、私にとっては貴重なご縁となりました。

また防災関係でご一緒できたら幸いです。
※とかなんとか申しておりますが、私とはかなり立場が異なる先生でいらっしゃいます。
Y先生、失礼がありましたら大変申し訳ございませんでした。
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