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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/06/11 

Vol.23  「今年度の目標」

執筆 足助病院職員

月子ママ

不意に鏡に映った自分が、あまりにみすぼらしく疲れた様子でハッとするというより、あぁー残念と感じることがある。
朝、鏡の前に立つときは、無意識の内にも背筋を伸ばし余所行きの表情になっているのだろう。
実際より2割増というところか。上司、同僚、部下たちからは自分で思っているより3割減かと落ち込む。
何十年か前、就職したての頃、生命保険会社の外交のお姉さんが職場によく来ていた。まるでスタッフのように職場に出入りしていたものだ。休み時間になるとほとんどの新人はお姉さんに話しかけられ、かなりの人が保険契約をしていたようだ。
ところが私は一度も声すらかけられなかった。たぶん「話しかけるなオーラ」が全開だったのだろう。
ただ私の「話しかけるなオーラ」は、自信の無さの裏返しでもあった。そうではないか、優しい眼差しで表情が明るい人は常にウェルカムな印象を与える。いろいろ相談されても対処できない・・・。

今年度の目標に「顔施に努める」を入れた。
常に表情が明るく目が笑っている人を見るとこちらまで幸せな気分になる。
そういう人に頼まれると難しい仕事もやる気が出てくるではないか。50歳を過ぎたら外見じゃない、内臓(内面ではない)だ、と開き直っていたが、やっぱり人は見かけが9割だそうだ。
ただいつもニコニコ明るい笑顔の陰には、仕事のスキルアップを含めたそれなりの努力も必要だろう。
良好な職場環境とかスタッフとのコミュニケーションとか言われているが、まずは自分が変わらねば。
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